準西国稲毛三十三所観音霊場札所めぐり

 準西国稲毛観音霊場札所とは多摩川西岸沿いの川崎市中原区・高津区・宮前区・多摩区・麻生区、東京都稲城市、横浜市都筑区の6区市に点在する観音菩薩をご本尊とする寺門で構成される霊場です。。
 稲毛というと千葉県の稲毛海岸が有名ですが、このあたりも古来稲毛と呼ばれていました。武家は領地名を姓にします。鎌倉時代この地を領していた小山田氏の嫡男三郎重成が稲毛姓を名乗っていました。このことから「稲毛」という地名の古さがわかります。
 さてこの霊場はいまから250年ほど昔、武蔵野国橘樹郡稲毛領(現在の川崎市宮前区平)の住人山田平七翁(源応道本居士)の発願から起こされた由緒ある霊場です。12年に1度の午歳には各寺でご本尊が御開帳されますが、この霊場は平成14年で21回目の御開帳を迎えました。
 三十三所といいながら札所は36か寺あります。これは32番が2寺あること、番外、別格各寺が2寺あるからですが、著者である各務秋雄氏は長年これらの寺を自らめぐり寺や観音像を撮りためました。この本はこれらの写真をもとに案内書として刊行したものです。
 内容は各寺の本堂写真・本尊写真・縁起・ご詠歌・地図で構成されています。
かがみ写真館
各務秋雄氏
神奈川県川崎市生田7-6-14
電話 044-911-4836













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